稼ぎ口二刀流だけがノーリスクな働き方
年金問題の現実を見つめると、
「今の仕事を続けながら、稼ぎ口を2つに増やす」
という働き方だけが、ノーリスクな働き方だと気づきます。
ミドルとシニアの皆さんもそれに気づき始めたようで、
「副業」に取り組む年代は40代が最多です。
本業以外に稼ぎ口をつくれば、
収入増という形で成果が直接自分に跳ね返ってくる。
しかも、正しいと思うことを自分らしいやり方で、
自分の価値観に正直に自己実現できる。
軌道に乗れば独立して、新しい人生を切りひらくこともできます。
あなたが「副業」だと思っていることはただの「副業ごっこ」
「うちの職場は副業禁止だから、そんなのムリ!」
という声が聞こえてきそうですが、心配ありません。
なぜなら、あなたが「副業」だと思っていることは
「副業ごっこ」であって「副業」ではないからです。
「副業」とは文字通り、「副(サブ)」の「業」です。
「反復継続性」と「事業的規模」の2つの条件を満たした仕事のことを、
法律用語で「業」といいます。
事業的規模とは、「生計を立てられる規模」だとご理解ください。
したがって、最低でも「反復継続性」と「事業的規模」の
2条件を満たさなければ、「副業」とはいえません。
この2つは最低条件なので、
これらを満たさない限り税務署は、
「事業所得」ではなく「雑所得」として扱います。
そこで本書では、事業所得に満たない雑所得規模の仕事を、
「業」としての「副業」と区別するために、
「副業ごっこ」と呼ぶことにしました。
遊ぶがごとく、肩肘張らずに気軽に始めよう
「ごっこ」とは通常、おままごとやお医者さんごっこのように、
「興味ある仕事を疑似体験する子どもの遊び」を指して使います。
もちろん「副業ごっこ」は「遊び」ではありませんが、
「興味ある仕事を疑似体験」するという意味では、似ています。
また、遊びではなくても、副業を楽しんで欲しい。
遊ぶがごとく、肩肘張らずに気軽に始めて欲しいのです。
そのような思いも込めて、個のブログでは
「副業ごっこ」という表現を使わせていただきますので、
どうぞご了承ください。
全体像のご案内
以上の内容は、実は書籍版
『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい
――年収アップと自由が手に入る働き方』(ダイヤモンド社)
の冒頭部分を中心に抜粋・加工したものです。
そして、本書では次の内容をお伝えしています。
序章
序章では、私たちが置かれている現実を紹介しながら、
未来を直視してもらいます。
このままではいけないと感じているなら、それはまさに正しい。
誰かに頼るのではなく、自らの手で切りひらいていくあなたに「稼ぎ口二刀流」を伝授します。
第1章
第1章では、「稼ぎ口二刀流」の効果効能をご紹介します。
副業こそ解禁されましたが、副業に二の足を踏む人も多いはず。
それらの障害を一つひとつ取り除きながら、年収が増えて、節税でき、お金が貯まる働き方をお伝えします。
第2章
第2章では、本業とは別の「稼げるライフワーク」を紹介します。
ただ、やみくもに副業を始めてはいけません。
やってはいけない副業もあるのです。
多くの方の成功体験から導いた成功する副業にまずは挑戦してもらいます。
第3章
第3章では、実際にやってみた経験から自分の取るべき道を進み、初級編、中級編へとレベルアップしていきます。
皆さんがどうやって成功しているかを確認しながら自分に合ったルートを歩んでいきましょう。
第4章
第4章では、自分の進めた副業をオンリーワンに仕立てていきます。
本業とは別に進めていくわけですが、利益が出なければ意味がありません。
利益を出していくために、どうブラッシュアップしていくか、答えはご自身の中にすでにあるのです。
第5章
第5章では、本当に好きなことをやってお金を稼ぐ幸せをかみしめていただきます。
いつかは本業から独立することになりますが、それまでに整えていくことをまとめています。
終章
終章では、必ず聞かれる疑問・質問に、お答えするかたちで皆さんの不安を取り除くお手伝いをいたします。
目指すゴール
『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい
――年収アップと自由が手に入る働き方』は、
自分に最適な「稼げるライフワーク」を見つけることを、
ゴールに設定しています。
あなたには是非、自分に最適な「稼げるライフワーク」を見つけていただきたいと思います。
次の書影をクリックいただければ、すぐに入手できますが、
ご自宅付近や通勤途中に本屋さんがある場合には、
コロナ禍で苦戦されてきた街の本屋さんを応援していただけると、嬉しく思います。
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